高くなった秋の空
抜ける様に青く
暑ささえ感じた晴天の日
突然、上空で
「クォ クォ クォ」と泣き声がして
見上げると
白鳥の群れが飛んで来ました。
冬の使者の到来
もうすぐ冬の始まりかな
そんな事を思いながら見上げてると
白鳥達は
何度も、何度も、旋回
鳴きながら
何か探している様子
どうやら
降りる水田が
見つからない様子
「クォクォクォ
（この辺りに水田があったのに）」
「クォクォクォ
（疲れたよ～、お腹すいたよ～）」
と、言っている様に聞こえました。
近くの水田は、数年前から
大規模営農の為集約化され
灌漑用水の工事をしていて
収穫後の田は乾燥し
今は鳥達の餌になるものはありません。
もう
君達の休める場所は無くなったんだよ．．．
でも
あと少し飛べば
きっと見つかるから
頑張れ！
心の中で
応援する事しかできないオイラです
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頑張れ、冬の使者
農場の風景