雨の石垣滞在記(観光編3)

 どうも。わとむ2号です。
 どういうわけで、石垣島3日目です。
朝の天気予報は、一日曇りということで、竹富島に行ってきました。竹富島は、石垣島から高速フェリーで約10分と手軽に行ける、周囲9.2kmの平坦な島です。
 島の中心部は、赤瓦屋根の伝統的家屋が並び重要伝統的建造物群保存地区に指定されていて、沖縄の代表的な民謡「安里屋ユンタ」発祥の島でもあります。
 ♪沖縄良いとこ一度はおいで~♪ハーヨイヨイ♪
 島内はレンタサイクルで移動しました。お店の人が、「今日は曇りらしいけど、一応ポンチョをどうぞ」と親切に貸してくれました。自転車に乗るのは何年ぶりだろう?と思いながら走ると、楽しい!楽しい!
 
 島ををぐるっと一周しようということで、まずは集落を南下。いきなり美しい花で入り口を飾られた小中学校を発見。“ここの生徒達は、のんびり楽しく暮らしているしているんだろうな~”と勝手に想像しながら更に南下して星砂で有名な「カイジ浜」へ。
 観光マイクロバスに追い抜かれる度に「ここでは自転車のほうが楽しいさ~」(沖縄弁のつもり)と言っていた矢先、ポツポツと雨が・・・。それでもすぐ止むだろうと信じて自転車をこいでいました。
 そうこうしてついに到着。先ほどのマイクロバスに乗っていた観光客の皆さんは必死に星砂を探していました。星砂とは、有孔虫という小さな生き物が残した星のような殻で、見つけると幸せになるらしいです。僕も早速星砂探しに参戦・・・。それがなかなか見つからない。雨に濡れながら数分してようやくそれらしきものを発見。本当に小さな小さな星のような形をしていました(横には星砂を入れたキーホルダーを売っているお土産コーナーがあるので手軽に買えますよ)。
 ここ以南は立ち入り禁止なので、北上して「コンドイビーチ」へ。遠浅の透明度の高い海水で、テレビCMにもよく使われるビーチだそうです。到着した頃にはもう雨でびしょ濡れ、一向に止む気配はないし、誰もいないビーチから吹き抜ける強い北風に早々に退散。もう意気消沈。このときほど天気予報を恨んだことはないな。
 もう屋外の散策は無理と判断して、集落内へ戻りちょっと早い昼食を摂る事にしました。温かい“八重山そば”でほっとしたのもつかの間、店内はもう観光客で満杯なので、自主的に店の外で雨宿り。店の入り口にあったシーサーがユーモアたっぷりでした。
 ちょっと雨も小降りになってきたので、店を出発して集落を見渡せる「なごみの塔」に登って、もう帰ろうと思ったら、ようやく雨が止みました。農業をしていると雨のありがたさを身に染みて感じるけれど、観光の場合はやっぱり降って欲しくないもんだね。気分を持ち直し、もう一度、島内を散策することにしました。
  ミンサー織りの資料館やちょっと一息つけるパーラー(パチンコ屋じゃないよ)など、集落内には色々と観光客を楽しませるものがいっぱいありましたが、一番驚いたのは集落内の白砂の道路を通っていた時に見つけた黒い物体!これはもしかしてホタル!?南国とはいえ1月にホタルがいるのかよ!と感動していました。あとで竹富島ゆがふ館(ビジターセンター)の受付のお姉ちゃんに聞いたら普通に「ええ、いますよ」と答えてました。
 まぁ、そんなこんなであいにくの雨に祟られたけれど、貴重な体験ができた竹富島でした。

タイトルとURLをコピーしました