セイタカワダチソウは敵か味方か?

どうも。わとむ2号です。
めっきり秋も終盤となり、ワトム農園のトマトも終盤を迎えました。
いよいよ冬野菜の大根やこかぶの季節です。
突然ですが、みなさんはこの写真をみてどう思いますか?

「まぁ、きれいな黄色い花」と思った方もいらっしゃると思います。
でも僕は、このブログを更新する今日まで、とても苦々しく思っていました。
この黄色い花を咲かせているのは、「セイタカアワダチソウ」という雑草です。
晩秋のこの時期、河川敷などに一面黄色い絨毯のように咲き乱れているあれです。実は、北アメリカからの帰化植物(つまり外来種)で、戦後急速に日本中に広まったようで、今ではコスモスと同じように秋を代表する草花としてでかい顔をしています。
でも、秋の草花の代表といえば、お月見に欠かすことのできないススキですよね?でも、最近ススキよりもこの黄色い花のほうが目立っていると思いませんか?
僕は今日まで、この草は毒を出して他の草を駆逐すると聞かされていました。つまり、日本古来のススキの陣地までもを侵略していると思っていました。事実、このセイタカアワダチソウは地下茎からアレロパシー物質という物質を出して他の植物を抑制するのだそうです。だから、これまでススキが独占していた河川敷などが、今では一面黄色い絨毯になってしまったのです。
下の写真は、ススキとセイタカアワダチソウの知られざるバトルの最中かもしれません。ススキ負けるな!

しかし、このブログを更新するために、調べたのですが、このセイタカアワダチソウが出す化学物質は、自分自身の成育をも抑制してしまうんですって。つまり、他人を攻撃する毒で自分をも攻撃してしまうために、結局は自滅してしまうんです。自滅した後、この草は土に戻り、最終的にはススキの肥料となるらしいですよ。
今は、セイタカアワダチソウの方が優勢かもしれませんが、何十年後には、再度日本古来のススキが勝利するみたいです。「おごれる者久しからず・・・」かな。

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