安全とは責任

昨日から、中国製冷凍ギョーザに毒性の強い農薬
有機リン系薬物「メタミドホス」が混入し、
被害者が発生している報道がされている。
中国で製造加工した製品を、
大手JTのグループ企業が輸入し、
大手スーパーのコープが販売していた。
ジェイティフーズのお偉いさんが、「残留農薬の検査を
しているが、この農薬は検査していなかった。」と話していた。
今日の国会でも、この問題を取り上げ
舛添要一厚生労働相が答弁していた。
コープでは、昨年も いちごの残留農薬で問題が発生していたことを
思い出した。
オイラはつい最近、先生と「安全」について話しをした。
 (先生のことは、1月16日の『お世話になっています。』を参照してください。)
「安全」とはなんだろう?
より慎重に、検査することだろうか?
大手企業が行う管理が「安全」だろうか?
検査することや管理することが、危険を想定した行為である。
「安全」とは、全く危険が無い状態のことである。
「安全」に、「より安全だ」とか「少しは安全」は存在しない。
「より安心だ」とか「少し安心」は存在する。
1つ1つの行為や行動に係る者全てが責任を持ち、ルールを尊守し、
更に努力した、その全てを集約したものが「安全」である。

責任を持たずに、努力しないことは「安全ではない=危険」
農家の生産者は、「安全」に対して努力している。
オイラはしている。
各作物に対して、毎日、生産管理記録表を記録している。
いつ・何を・何処で・どのように育てたか。
肥料・農薬は何をどれだけ使用したか。
作物の状態はどうか。
天候や気温の状態で、どう対処したか。
今日は、何をしたか。
    等々...
また、この管理記録がいつでも開示することができる。
オイラは生産に於いて、1つ1つの行為や行動に責任を持ち
ルールを守り、更に「安全」のための努力をしている。
肥料や農薬使用に於いてルールがある。
・どの作物に使うことができるのか
・何を使うのか
・なぜ使うのか
・どれだけ使うのか
・いつ使うのか
・何回使うのか
・いつまで使うことができるのか
・どのように保管するのか
    等々...
このルールは守って当然であり、責任であり、
肥料や農薬を使わない努力をして、
更に、これらの内容を記録している。
食の安全が問われている昨今、
組織で管理・検査したり、また、隠ぺいしたりする中
はたして「安全」は存在するのだろうか?
オイラは、『安全』である為に『責任』を持って生産する!

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